11月
10月の半ばまで夏日が続き秋バテなる言葉がマスコミで流れていましたが急に気温が下がり体調を崩す人が増えたと思います。一日の気温差が10度以上になると風邪をひきやすいと言われますが、まさにそのとおりとなりました。
手足口病が相変わらず流行しています。重症感はないのですが中には2度目の感染というお子さんもみられます。口の中の発疹が消えて熱がなければ登園は許可していますが、個人差がありかかりつけ医に相談して決めて下さい。
ここへきてマイコプラズマ肺炎が急増しています。マイコプラズという細菌で肺炎を引き起こすのですがなんといってもしつこい咳が特徴です。発熱や倦怠感もありますが乳幼児では水分が取れずに脱水症状を起こし入院となるケースもあります。4年に一度流行するのでオリンピック肺炎とも呼ばれています。新型コロナ感染症の影響で8年あまり流行がなかったので抗体を持つ人が少なく大流行となったようです。治療はクラリスロマイシンという特効薬があるのですが今年流行しているタイプではあまり効果がみられない人が多く見られます。別の系統のお薬もありますのでかかりつけ医でご相談ください。
インフルエンザは予防接種が始まりましたが、少数ですが出ています。今のうちにできるだけワクチンを接種しておいて下さい。
点鼻での生ワクチンも始まりましたが今のところ大きな副作用は出ていません。将来的には主流になってくると思います。
コロナ感染症は全くなくなるわけではなく一定数は出現しています。
このまま通常の風邪ウィルスとして加わるようです。
どの感染症も突然型を変えて流行してもおかしくない状況です。地球の温暖化と世界へ自由に行ける環境で日本だけではなく世界の情勢も絶えず気に留めておく必要があります。まして宇宙に人類が自由に行くとなると新しい感染症がいつ入ってくるか宇宙医学からも目を離せません。
いよいよ空気が一変して気温が下がってきますので手洗い、うがい
外出時のマスクの着用に注意しましょう。
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