4月
3月は春の天気と寒の戻りの繰り返しで体調の維持が難しい1ヶ月でした。これだけ寒暖差があると自律神経が不調になりやすく頭痛やめまいが起こりやすくなってきます。
インフルエンザは心配したほど増加しませんでしたがB型インフルエンザがわずかに出現した程度でしたが逆に新型コロナが目立ちました。
新型コロナは重症例は少なかったですが家族単位での感染が多かったようです。
感染性胃腸炎が圧倒的に多く、ノロウィルスによるものが大部分を占めました。一般のアルコール消毒が効果なく厄介な感染症です。また加熱しても消えにくいので調理の際は手指消毒とマスクの着用が大切です。しかし一般の家庭でいちいちマスクをして調理することはないので家族内感染が増加するのも止むを得ないと思います。
溶連菌感染症も比較的多かったようです。抗生剤を使用することが少なくなっていますので初期の段階で治療することがないためにかなり増加していると思います。
RSウィルスも多くみられました。一昔前には11月になると急に増え出しましたが最近は暖冬のせいで年明けから増えています。乳幼児が罹患すると細気管支炎をおこし肺炎並みに呼吸困難になりますので注意が必要です。最近は治療薬も発達してきましたしワクチンも出来ましたので公費による予防接種が待たれるところです。
これから入園、入学式が始まります。今年は桜の開花も少し遅めなのでちょうど良い時期に式があり期待に満ちた顔と少し心配そうな顔が見られると思います。風邪を引かないように睡眠と栄養を摂って元気に旅立ちましょう。
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