村上小児科のホームページ 今月の診療予定 先生からのお話

今日は、村上仁です

3月

 年間で一番寒い季節になってやはり予想通りにインフルエンザとコロナのダブル流行となりました。コロナ前と違って爆発的な流行と異なり どちらに罹患してもすぐに病院を受診することなくきちんと対応している人が多い印象です。皆さんが感染症に対して慣れた感じです。
 少しコロナ感染が落ち着き始めましたが依然として数はまだまだあります。5月8日から5類相当となり通常の診療で対応することになりますがこれも政治的判断で全くコロナが安全になったというわけではありません。まだ小児のコロナワクチン接種が十分に行われていないのが現状です。インフルエンザと異なりコロナ感染症は根本的な治療薬が普及していないのでまだまだ注意が必要です。
 感染性胃腸炎が数の上では一番流行中です。ノロを含めいくつかの嘔吐下痢症がみられます。この感染症は家族や園で一人発症すると瞬く間に拡大していくことです。インフルエンザやコロナ感染症みたいにアルコール消毒が効果がないので除菌漂白剤をご使用ください。
 少し気温が緩んでくると花粉症を含むアレルギー性鼻炎が増加しています。これもコロナ感染症の影響か昨年までは鳴りを潜めていましたがコロナ感染症の減少とともに増加しています。外出を控えていた人たちが外へ出だすといきなりくしゃみや鼻水が出て、ひどい人は眼が痒くなり、耳の中まで痒くなる人もいます。
 少しずつですが春が近づいています。3月からはマスクの着脱についても個々の判断でしなければなりませんが、明らかに人気のない場所や家族だけの時はマスクなしで良いですが公共の場や多人数の集まる場では念の為マスクはしておきましょう。周りの状況次第では人が少なくても注意をして判断しましょう。




毎日帰宅したら、手洗い、うがいを忘れずに。この習慣が感染症を予防します。

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