村上小児科のホームページ 今月の診療予定 先生からのお話

今日は、村上仁です

3月

  全国的に寒波襲来で冬らしい天気となりました。本来の冬型の気温ですがそれまでが暖かい気温だったので急な気温の変化についていけなかった人が多かったと思います。しかし年末から猛威を振るったインフルエンザはピタッと止まり感染症の多いはずの冬にしては外来は静かだったようです。コロナ禍の経験から感染症に対する防御の姿勢がしっかりと出来てきた証明なのかもしれません。
 感染性胃腸炎が多くみられます。この時期は胃腸の疲れと寒さのせいで消化能力が低下するため胃腸の調子が悪くなりますが日々の食事でお粥にしたり食物繊維の多い食事を努めて摂取するなどの工夫をして下さい。乳酸菌などで腸内環境を整えることも大切です。
 インフルエンザが少なくなった分新型コロナが増加してきました。 重症な患者さんは少ないのですがやはり通常の風邪とは異なり全身倦怠感が強くまた味覚障害や嗅覚障害などの副作用も頻度が高く注意が必要です。
 RSウィルス感染症も増加しています。特に乳幼児が罹患しますと肺炎などになりやすいので咳がひどくなったら早めにかかりつけ医に相談しましょう。ヒトメタニュウモウィルスも一定数流行しています。 RSと臨床上の違いはほとんどありませんが元々は同じウィルス属ですので注意が必要です。体力や免疫力の低下しているお子さんは気をつけましょう。
 あと数週間すれば春が近づくでしょうからもう少しの辛抱です。 受験を控えている方や新社会人になる方も体調を整えて冬を乗り切りましょう。  




毎日帰宅したら、手洗い、うがいを忘れずに。この習慣が感染症を予防します。

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