村上小児科のホームページ 今月の診療予定 先生からのお話

今日は、村上仁です

12月

 だいぶ涼しい季節となりましたがまだ日中は動くと汗が出る日もあり 夕方になると急に冷え込む日もあり体調を崩す人が多いと思います。
ここへ来て小児ではインフルエンザが流行しだし学級閉鎖が増えてきました。コロナ感染症は小児ではぐっと減少していますがまだ注意が必要です。夏に流行する咽頭結膜熱が依然としてみられますがこの天候の影響かと思われます。いずれにしろこれからは久しぶりのインフルエンザが中心となってくると考えられます。今年のインフルエンザは高熱が一度下がり再度高熱が出るという昔ながらのニ峰性発熱の形をとるのが特徴です。やはり検査をしなければわからないケースが多い状況です。
検査キットも不足がちで咳止めを中心とした薬も制限される中これ以上インフルエンザが流行すると医療崩壊してしまいます。薬に関しては製薬会社の方も懸命の努力をしていますが間に合わないようです。国が医療費の削減のために後発品制度を推進したために安全な薬の安定供給が崩れたのが原因の一端となっています。一部ですが後発品製薬会社には信用の置けない企業もあり安ければ何でも良しという風潮があるように思えます。現場の医師は患者さん第一に考えますので種類によっては後発品を使用することもありますが、少しでも不安があれば使用を控えることもあります。情勢不安の中しっかりと考え患者さんでも医療について考えて行動する時代になってきました。
 最近、街ではコロナ禍の反動か多くの人がイベントに出かけているようですがやはり人混みにはそれなりの注意が必要です。コロナの時とまではいかなくてもそれなりの防御を考えて行動するようにしましょう。  先ずは外出後の手洗い・うがいは必要です。場所によってはマスクの着用もして下さい。  




毎日帰宅したら、手洗い、うがいを忘れずに。この習慣が感染症を予防します。

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